ブラインの沸かし方(略)

ブラインの消費量が増えてきたので、ブラインを沸かす容器を大きくする必要がありました。 ブラインを上手に沸かすポイントは4つです。 十分な攪拌と酸素 高めの水温 清潔さ 十分な水量 1. 十分な攪拌と酸素 攪拌は、容器の形かエアーの量で確保します。 ブラインの卵は容器の隅に降り積もって混ざらなくなってしまうことが良くあります。 そうなると、酸素を取り込めない卵が出てきてしまいまいます。 水分に触れて孵化が始まってから酸欠状態になると死んでしまうのか、こういう環境が生じた孵化器ではほとんどの卵が孵化しません。 エアーの勢いが強ければ、強い水流を作って降り積もった卵を再び舞い上げてくれます。 我が家はエアーが弱いので、逆円錐型の容器を使って攪拌効率を高めています。 容器の底が逆円錐型になっていると、降り積もった卵が真ん中に集まってきます。 エアーを真ん中の底に沈めておけば、集まってきた卵を一網打尽で混ぜることができます。 ペットボトルの底を切って逆さにすれば、逆三角形の容器の出来上がりです。 2. 高めの水温 28度くらいでしょうか? 一般的な熱帯魚の飼育水よりも少し熱いぐらいじゃないと、全部の卵が24時間以内に孵化しきらない感じがします。 温度設定のできるヒーターなどが良いでしょう。 うちは温度設定の出来るパネルヒーターを使ってます。 逆円錐型の孵化器にヒーターの熱を加えるために、湯煎の方法がよく使われています。 このような容器に水を張り、逆円錐型の孵化器を立てかけてパネルヒーターに乗せています。 こうしないと孵化器が倒れてしまうし、パネルヒーターとの接触面積を広くとらないと熱が伝わりづらいです。 水中に沈めるタイプのヒーターを使う場合でも、ヒーターの洗浄が面倒なので湯煎の方法をとることをお勧めします。 3. 清潔さ ブラインを湧かす上で一番の天敵が水カビです。 水カビが出ると、孵化したブラインが死んでしまい、溶けて使えなくなってしまいます。 ブラインは死ぬと溶けるんですよ~ これは、毎日ブラインをセットするときに、丁寧に孵化器とエアー吐出口を洗って予防します。 ブラインを湧かすのに慣れてきて掃除が雑になってくると、ここでよく失敗します。 メラミンスポンジや歯ブラシ、テッシュを使って洗ってます。 孵化器には洗いやすさというのも重要な要素となります。 ヒーターは熱いし凸凹で洗いづらいため、孵化器に沈めず、湯煎用の入れ物に入れて掃除しなくてもいいようにした方が楽になります。 4. 十分な水量 ブラインの卵の表面はかなり汚いです。 少ない水量に対して沢山の卵を入れていると水カビにやられるリスクが高くなります。 我が家ではブラインの使用量が増えてきたために孵化器をバージョンアップする必要がありました。 そこで、さっき写真を張った、炭酸飲料の1Lペットボトルに乗り換えました。 この容器でアピスト水槽15本は楽にまかなえそうです。 塩分濃度や使う卵の量は、目分量でやってるので書けません♪ ネットなどに書いてある情報をもとにしてスタートし、目で孵化の状態や水の濁り具合(水カビがでると白濁します)などを確かめながら、毎日続けられる楽で効率の良い方法を探しましょう(‘ω’)ノ