魚を水槽に入れる
手順
- 水温合わせ
- 水合わせ
- 魚だけを水槽に移す
- 安静にする
水温合わせ
魚を購入してきたパッキング袋ごと、水槽に20~30分(この時間はなんとなくで言ってます)浮かべておきます。
発送などで袋の水が冷えてしまっている場合は、いきなり水槽に浮かべてしまうと温度変化が急すぎる場合があります。
そういう時はまず魚の安否を確認し、室内の暖かい場所に置いて緩やかに水が温まるのを待ちます。
水温合わせが完了したと思ったら、手で袋の水の温度と水槽の水の温度が同じぐらいになのを確認しましょう。
水合わせ
使うもの
- エアーチューブ
- エアーチューブ用の吸盤
- エアーチューブ用のコック(チューブの端を結んでも可能です)
あとはバケツなどです。
吸盤を使ってチューブの水槽側を固定し、もう一端にはコックをつけてバケツに垂らします。
口でチューブから水槽の水を軽く吸い、サイフォンの原理でバケツに排水します。
コックを捻り、バケツへ流れる水がぽたぽた滴るぐらいに調整します。
魚は袋の水ごとバケツに入れます。
袋の水に水槽の水が一滴ずつ混ざり、バケツの水の水質が徐々に水槽の水に近づきます。
袋の水と水槽の水が半々ぐらいのところで水合わせを切り上げてしまうと、魚を水槽に移すとき、結局半分の水が急に変化することになります。
水合わせを行う場合は、8割9割は水槽の水で置換でできるまで待つことに僕はしています(なんとなく)。
水合わせを推奨するパターンです。
- 小さすぎる稚魚を移す場合
- 痩せて弱っている魚を移す場合
- 袋の水と水槽の水の水質が大きく異なる場合
は、水合わせを省略すると弱ってしまう可能性が上がります。
水合わせのデメリットは、
- めんどくさい
- 水合わせ中にバケツの水が冷えてしまう可能性がある
- 目を離し過ぎるとバケツから水があふれる
です。
せっかく丁寧に水合わせをしているのに、水があふれて大事な魚がバケツから飛び出していたら本末転倒です。
タイマーなどを使って気を付けましょう。
魚だけを水槽に移す
パッキング袋に魚と一緒に入っている水は水槽に入れないようにしてください。
アクアショップの販売水槽は頻繁に魚の出入りがあるため、どんな病原菌が持ち込まれているか分かりません。
安静にする
さて、やっと魚を水槽に入れることが出来ました。
新しい環境に移された魚は怯えて呼吸が荒くなっています。
この怯えている時に他の魚に追い回されたりすると、呼吸を落ちつけて水質に適応することができません。
疲れ果てて死んでしまうこともありますので、安静にできる環境を用意してあげましょう。