白濁り
このバリスネリア育成中の水槽は白濁りが出やすいです。
朝に水を2/3換えると、昼過ぎには白濁しています。
餌やりも朝なので、食後の魚の排泄物の影響もあるかもしれません。
今朝はうっかり餌をあげすぎてしまったので多めに換水し、案の定白濁りが生じました。
フィルターのバクテリアは2ヵ月間きっちり育ててあるので翌日には収まります。
白濁りになる理由ですが、元から水中にいたバクテリアの生息密度が水の換えすぎで減少し、他のバクテリアの急増を抑制しなくなるからです。
バクテリアは種続間で競合しあっているので、バランスの取れた水槽では単一の種類が大発生するようなことは起こりません。
そのバランスが急な水換えで崩れているんですね。
増殖の速い種類のバクテリアは大食漢で繁殖スピードが速く、同種間でも餌を奪い合い競合しています。
ですので、死滅するのも早く翌日には収まってきます。
ただし、ろ過が効いておらず、魚の餌の食べ残しも豊富にあるような環境では収まるまで時間がかかるでしょう。
魚への害ですが、丈夫な魚であれば気にする必要はないと思います。
繊細な魚は、エラに害があるのか、呼吸が少し速くなります。
バクテリアの微粒子が目に見えるほど漂っている状態ですので、人間も埃を吸い過ぎると喘息が出るのと同じかと思います。
白濁りは、ならないに越したことはないですね。
餌のあげすぎによるカラムナリス病の発生に比べれば全然マシですので、場合によっては2/3以上、ガッツリと換水してしまうことも必要でしょう。