ポップアイは治るのか?
まず、症状についてです。
今回はメンデジィの雄が初期のポップアイを発症していました。
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目の付け根の組織が引き伸ばされて白くなっています。
大きく飛び出している訳ではないですが、鏡を見せて誘き出し、色々な角度から観察した結果、左目より右目の方が若干飛び出していました。
その他にも、ブルブル震えるといったエロモナスっぽい症状が出ていました。
この震える仕草は、エロモナスの毒素で身体が動きにくくなり不快感を感じてるために起こる動きだと思います。
風邪の悪寒のようなものかと。
思い当たる原因ですが、
- スポンジの詰まり
- 水換えのタイミング
- 餌のコントロールミス
- 流木下の塵の堆積
などです。
一か月前ぐらいからスポンジの目詰まりが原因でメンデジィがブルブル震え出し、その度に水換えを行っていました。
水換えの量や頻度が足りないと穴あき病などになってしまいますが、逆に多過ぎてもバクテリア間のバランスが不安定になると考えています。
水換えによって濾過バクテリアの活動が不安定になっていた水槽に、いつも通り沢山のブラインシュリンプをあげていたことで、カラムナリス菌も増えていたように感じます。(体を床に擦る素振りをする魚がちらほらいました。)
また、ある一箇所の流木の下から大量の塵が出てきて、これがエロモナスの主原因のような気がします。
「嫌気性環境を水槽内に作るとアピストはエロモる」というのは専門店やアピスト飼育の諸先輩方から最初に教わることで、底床を薄敷きにするのはこの為です。
今回、通水の悪い流木下に塵を堆積させて嫌気性環境を作ってしまい、この基本を守れなかったように思います。
穴あき病は一度出すと治らないですが、ポップアイなら治ることもあるそうです。
対処として、
- 流木を取り除く
- 塵を吸い出す
- グリーンFで薬浴する
- 餌の量を1/2〜3/4にする
を行いました。
グリーンFの効果が目に見えるのは最短で3日ぐらいですので、魚をよく観察し、お祈りして経過を観察したいと思います。
念のため撮り納め。
4/2の撮影です。
重要な左目が写ってなくて申し訳ありません。
出っぱりは引っ込んでます。
完治してるかは分からないですが元気そうにしており、悪寒のような震えも治ってます。
現在は薬浴を終えて、換水で徐々に薬を抜いていってる段階です。
この期間でまたさらに成長し、背ビレや尻ビレが少し立派になったように思います。
クリクリアリ産やジュルバキ産など、最近メンデジィが熱いですよね。
できれば全部欲しいですけど、そうもいかないし、このカウレス産をもっとかっこよく育てたいところです。