ファリクティス チコ
外見
ファリクティス チコは卵胎生メダカ一種で、この仲間では小型種。
透明~黄色~オレンジの体色、黒い縁取りの背ビレ、青い反射を持つ尻ビレが特徴。
オスは背ビレを広げて喧嘩する。
オス
メス
学名 | Phallicthys tico |
分布 | コスタリカ、ニカラグア |
大きさ | オス:約2㎝ メス:約3㎝ |
水質 | 中性付近。グッピーなどに準じます。 |
入荷毎の違い
日本には基本的にチェコのブリード個体が輸入されてきて流通します。
ブリードといっても、ファームによる大規模ブリードではないのでブリーダーの技術や条件交渉などにより、輸入される個体の品質はまちまちだと思われます。
下記の写真左側が色が薄くて小型だったロットで、右側が黄色が濃くがっちり体型のロットになります。
卵胎生メダカは近親交配に弱いので、左側のロットは内親弱化が進んでいるのかもしれません。
自分のところでこのような小型個体が出現しだしたら注意したいですね。
ネット検索の画像だと、右側の個体よりもさらに色の濃い個体の写真がありました。
また、そのサイトによると、オスのMAXサイズは2.5㎝、メスは4.5㎝だそうです。凄い。
この種類の飼育を始めたのも、そこの写真に影響されてです。
是非学名でググってみてください。
繁殖
現在2腹とることが出来て、2腹目の時は15匹出産でした。
意外と出産までの期間は長く、今のところ2か月前後かかるイメージです。
沢山食べさせ、沢山換水するのが大事だと思います。
飼育環境
30キューブをメインで使ってます。
- 栄養系ソイルの薄敷き、立ち上げ期間1ヵ月。
- 水位を5㎝以上下げて飛び出し対策。
- ナヤスを沢山入れて隠れ家兼水質浄化。
- スポンジフィルター
- 丈夫な水草が育つ程度の照明
- 隔離ボックス
- 水温管理
- 9割換水。換水頻度は餌の量による。
以上が飼育環境の説明です。
餌はブラインとグリンダルワームを与えてます。
乾燥餌も食べるとは思います。
ただし、調子の悪い個体や小さい個体は摂食能力が低いことがあるので、そういった個体にはブラインを与えた方が良いです。
累代
まだよく分かりません。
今後詳しいことが書き込めるように精進したいと思います。