楽しいとは何か

自分のことを過大評価してる人と話すのが学生時代から苦手です。

上から目線だし、事実を指摘するとキレるし。

しかし今日は、僕自身も自分が凄い人間だと信じたいということに気がつきました。

自分のことを凄いと信じるメリットは、「将来に対して期待できる」ということです。

この「未来への期待感」がドーパミンの分泌のトリガーになるらしく、ドーパミンを求めて行動する時には集中力が発揮できます。

僕は以前から、集中している時間こそが幸せだと考えています。

また、熱い気持ちで生きていきたいとも考えています。

このどちらも、ドーパミンを求める行動に帰結できます。

自己評価が低いと、何をするにも成功するイメージが沸かず、ドーパミンが得られず集中力が落ちます。

これが高校の部活での挫折以降、僕の陥っている状態だと思います。


アクアリウムの楽しさってなんだろう?と悩むことが多くありました。

趣味においても楽しさの正体はドーパミンと脳の報酬系によるものだと考えます。

「未来への想像や期待によるワクワク」

水槽の新規立ち上げや、生体の新規導入が楽しいのはこれによるものでしょう。

そして、生き物は幾度も、期待を上回って面白く、綺麗な、可愛らしい姿を見せてくれます。

この「期待を上回るギャップの大きさ」もドーパミンの分泌量に強く関係しているそうです。


YouTubeのようなエンタメにもこの法則は関係しています。

筋トレ系YouTuberの動画の起承転結として、筋トレ→挫折→猛烈に努力→逆転の勝利のような、少年ジャンプみたいな展開があります。

このパターンがエンタメとして成立するのは、現実に逆転劇はあり得ないからだと僕は思います。

猛烈に努力したところで体が壊れるのが現実であり、筋肉の再生や回復のスピードは努力だけでは早まらず、コツコツ努力し続けて5年後10年後の勝利を目指すしかないのが現実だと思います。

現実を上回るギャップがあるから、ドーパミンの分泌が促進され、視聴者は集中して動画を見てしまうのです。


アクアリウムを仕事にしようと決めた時、アクアリウムはエンタメになれると思っていました。

しかし、生き物を飼育するという行為は極めて現実的な行いです。

現実とのギャップが重要なアクアリウムに於いて、エンタメは相性が相性が悪いと気づきました。

では、どうするのか?何を目指すのか?

好きという気持ちを全面に出す発信が出来たら良いなと思います。

「好き」と「楽しい」は別のものな気がします。

機会があったら、「好き」についても今度考えてみたいです。

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