なぜブリーダーになりたがるのか?

今朝この記事の内容を考えていて気づいたことがあって、熱帯魚のブリーダーになろうと本気で取り組んでいたとしたら、繁殖水槽→育成水槽→在庫ストック水槽という生産ラインが整然と並べられていて、必要な生産数に応じてラインを増やす、そういうビジョンを持っているべきだったと思います。

一人暮らしの部屋を過ごしやすくしようと、イメージに向かって片付けや準備を進めていますが、そういったイメージに向かって前進するモチベーションがブリーディングに対しても向くべきでした。

綺麗で好きな熱帯魚達が鑑賞しやすい場所で泳いでいることに対してではなく、無機質で理路整然と計画通りに生産ラインが稼働することに対して満足感を感じるべきでした。

お気に入りの個体が1匹病気になることに対してではなく、生産ラインの不具合や計画の未達成に対してフラストレーションを感じるべきでした。

水槽を増やそう、メンテナンスを頑張ろうというのは手段であり、今まで自分が目指していたゴールのイメージがズレていたように思います。


なぜブリーダーを目指してしまうのかというのは、僕以外の熱帯魚好きについても当てはまる場合があると思います。

また、他の業界では、例えば筋トレ好きは自分のジムを作りたがったり、ギター小僧はバンドを組んでメジャーデビューを目指したり、釣り好きはプロを目指したり、熱心にはまりやすい趣味ではよくあることなのかなと思います。

人は自分の行動と目標が一致していることに対して幸せを感じるものだと思います。

趣味を仕事にしたくなるというのは、目標を行動に一致させにいってるのかもしれません。

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